MYSTERY TOUR IN KURASHIKI
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特集 倉敷ミステリー・ツアー
MTK10

KJにまつわる3つのミステリー

KJにまつわる3つのミステリー
KJはいかにして成り立っているのか?
_いろんな人たちが不思議に思っていることなのでズバリうかがいます。KJはどうやって成り立っているんですか?
「どうやって成り立っているかを聞く前に、成り立っているのかどうかをまず聞くべきだと思いますよ」
_じゃあ聞きます、KJは成り立っているんですか、それとも成り立っていない?
「その質問にはノーコメントです」
_なんなんですか、それは!
「……ある意味では成り立っている。こうやってvol.6まで発行して、海外にも相当な数を送り続けているんだから。でも、経済的にという意味では、実はまったく成り立っていないんですよ」
_え、そうなんですか?
「広告は毎号何本か入っています。それに<シチズン・パートナーシップ>という協賛制度を作って資金集めにも精力的に動いています。でも、いかんせん、制作費をまかなえるまではまだまだ。創刊号からvol.5まですべからく赤字、見事なものです」
_では、どうやって赤星編集長は生活を?
「主にアルバイト。結構、体力には自信があったりするんですよ」
2010年3月発行のvol.10で完結
_KJが10号で終わるという噂は本当ですか?
「本当です。ぼくがあちこちで言っていますし」
_それはいつ決めたんですか?
「創刊の前から。クライアントや関係者にもその頃からちゃんと伝えてありますよ」
_なぜ10号で終わりに?
「たかだか人口47万人弱の都市ですからね、面白いネタを探して面白く紹介するのも限界がある。やろうと思えばいくらでもできるんだろうけど、苦しんで、無理にネタを探して作りたくないんです。作り手が楽しんで作れるうちに終わるのがよろしいかと」
_vol.10まで構想が決まっているんですか?
「いや、そこまでは。でも、10号それぞれが異なるテーマをもっていて、10冊を通して読めば、倉敷という地方都市の全体像がはっきりイメージできるような、そんな作りを心がけています。ちなみに、vol.10を無事発行したあかつきには、保存版豪華ボックスを作る予定です。これを販売して、ひと儲けしてやろうなんて企んでます」
_その後、編集長はどうするんですか?
「いまのところ白紙ですが、海の見えるところにコンテナを置いて、のんびりカフェをやるのもいいかな、なんて思ったりしてます」
ホームページに仕掛けられたギミック
_KJのあのホームページはどなたが作っているんですか?
「岡山にあるレイデックスという会社です。東京ブランチにいるスワキくんというクリエイターが毎号いろんなアイデアをひねり出してくれるんです。ぼくはコンテンツを渡して、テキストを校正するぐらい。ほとんどおまかせの状態です」
_いろんな仕掛けがありますよね。
「ほお、たとえば?」
_vol.3のトップページは、何人かの有名人の顔が大きなドットで浮かび上がってくるじゃないですか。あのなかにひとりだけ、誰だかまったくわからない人がいるんですよ。
「うむ、それはたしかにミステリーですねえ」
_ほかにも仕掛けが隠されているようで……。
「vol.1のトップページは見たことがありますか?」
_ドクロが旗を持っているやつですよね。
「そう、あのドクロにも実はちょっとしたギミックがあるんです」
_どんなギミックですか?
「それは読者自身に探してもらいましょう。ところで、あのホームページにある<Krash Column>は評判がすこぶるいい」
_それって、編集長の日記じゃないですか。
「2、3日に一度は更新していますので是非読んでやってください。いかに四苦八苦の生活をしているかがよくわかります。それから、これはどちらでもいいんですが、黒住光の映画コラムもときどき思い出したように更新しています。気が向いたらでいいので、読んでみてやってください」