MYSTERY TOUR IN KURASHIKI
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特集 倉敷ミステリー・ツアー
MTK07

美味不思議!中華的オムライス。

オムライス
開店当初のお店の前で。
開店当初のお店の前で。左から、創業者の大森昌煥さん、悦子さん、お母さんの郁さん、そして中華料理出身のコックの高杉さん。
とらや
|とらや_Toraya|
倉敷市水島東常盤町12-16 TEL.086-444-3355

本誌vol.2の水島特集で紹介した水島の中華料理屋「とらや」。昼夜を問わず常連客でにぎわうこのお店に、実は大きな謎がある。外観もメニューも本格的な中華料理店なのに、なぜか洋食メニューが充実しているのだ。とくにオムライスは、お店の看板メニューでもあるA定食(vol.2 p.38に超アップで掲載!)と肩を並べる人気メニューとなっている。

このオムライスをよく食べるという常連のAさんに話を聞いた。「オーソドックスだけど味は絶品ですよ。卵の焼き加減が絶妙なんです。ライスにも特徴があって、あれは絶対にチャーハンをそのままベースにしているんですよね。いつも細かく切ったチャーシューが入ってますもん。一度、中華鍋でライスを炒めているのを見たこともあります」

なぜに中華料理屋で洋食なのか。まわりくどいことは抜きにして、お店に理由を聞いてみた。「もともと洋食屋だったんですよ。昭和35年(1960年)に父が開店した当初は『グリルとらや』という店名でした」(大森悦子さん)

謎は解けた、いともあっさりと……。ちなみに、開店時に雇ったコックさんが中華料理の経験者で、メニューで出してみたところ中華の方が人気になり、そのまま中華料理店になったのだとか。中華と洋食が融合したこの世にも珍しいオムライス、その美味さもまたミステリーか……。