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      <title>krashjapan 赤星コラム</title>
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      <language>ja</language>
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         <title>vol.471　グロテスカリ</title>
         <description><![CDATA[<img alt="DM0728.jpg" src="http://www.krashjapan.com/blog/DM0728.jpg" width="320" height="453" />　唐突ですが、本日7月28日（水）から8月2日（月）まで、玉野市の宇野港すぐそばにある駅東創庫内のギャラリー「Gallery Minato」にて、私、の今年３度めとなる写真展『GROTESQUERY（グロテスカリ）』を開催してます。前回、児島のD_MALLで展示した作品を3点ばかり展示してますが、基本的には新しく撮り下ろした写真で構成してます。みなさん、是非足を運んでやってください。31日（土）は午後7時からオープニングパーティのようなものもやります。このパーティで、駅東創庫をアトリエに活動しているShigeru氏とのアーティストトークも予定してます。もちろん参加は無料。ぼくの坊主頭をひと目見たいという方、絶好の機会です！





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         <pubDate>Wed, 28 Jul 2010 11:26:12 +0900</pubDate>
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         <title>vol.470　海老蔵</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.krashjapan.com/blog/IMG_2610.html" onclick="window.open('http://www.krashjapan.com/blog/IMG_2610.html','popup','width=640,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.krashjapan.com/blog/IMG_2610-thumb.JPG" width="220" height="165" alt="" /></a>　長いこと空けてしまった。このコラム、連載開始以来、こんなに書かなかったこともなかったと思う。従妹のひとりからはおしかりに近いメールまでいただいた。あんた、書きなさいよ、と。なにをやっているのよ、と。言い訳するわけじゃないけど、これまで何度か書こうとしたのだ。実際、書き上げてアップ寸前まで行ったこともある。でも、読み返してみて、はたしてこれは面白いのかと。こんな駄文を公にして意味があるのかと。そんな気持ちの悪さとともにゴミ箱へポイ。それでも要望に応えたいという気持ちは少なからずあるので、そのあたりの思いをくんでいただきたく、今回は写真で勝負することにした。ぼくを知ってる人にはそれなりのインパクトがあるんじゃないか。でも、ぼくを知らない人には、赤星さんってこんな容貌の人なのね、で終わるかもしれない。まあそれでも全然いいんだけどね。これからしばらく、こんな容貌でいきますので。「児島の海老蔵」と呼んでくれて結構です。
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         <pubDate>Wed, 21 Jul 2010 12:57:17 +0900</pubDate>
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         <title>vol.469　幼稚な世界</title>
         <description>　あそこまで厳しく処罰する必要があるのか。こたびの日本相撲協会による琴光喜の解雇処分。実質、角界からの永久追放である。せめて1年間の謹慎処分にするとか、それぐらいの慈悲があってもいいんじゃないか。相撲しか知らない男の今後を思うといたたまれない。まったく希望が見えない。「当然」とか「それも仕方ない」とか世論は冷たい。メディアにいたっては裁判官きどりだ。「除名にしなかったのは甘い」（共同通信編集委員・山陽新聞から）なんて言うあんたはいったい何様だ？


　どこかの女性記者が責めるような口調で白鳳に聞いていた。「なぜギャンブルをするんですか？」。新聞だかテレビだか知らんが、あんなアホを記者にする日本のメディアは程度がしれてる。断言しよう。ぼくがもしも角界にいたら絶対やってた。野球賭博はやったことがないからよくわからんけど、花札とか麻雀の類いは積極的に参加していた。名前を公表される？　よござんすよ。でも、メディアの前で頭を下げろと言われたら、断固お断りさせてもらう。
　

　ついでに言っておくと、朝青龍の引退の件も気に入らない。暴力沙汰はよくはないけど、世間やメディアがまるで被害者のように吊るし上げた。あのとき朝青龍がメディアに、メディアの向こうにいる世間に迷惑をかけたか？


　すごく冷めているくせに、他人の過ちには手厳しい。寛容さのかけらもない。そんなメディアや世間の論調（2ちゃんねるとかが影響力をもっていることもほとほと情けない）におもねって、公人を抱える事務所や団体はびくびくしている。実に未成熟で幼稚な、つまらない世の中になってしまった。そうは思わんか、黒住よ？
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         <pubDate>Tue, 06 Jul 2010 02:10:00 +0900</pubDate>
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         <title>vol.468　閉店つづき</title>
         <description>　児島のステーキ店「レッドウッド」が６月で閉店することになった。30年近く営業を続けてきたそうだ。なにせものがステーキなので、頻繁に行ってたわけじゃないけど、たまに行ってた。KJのvol.10では店主の森山さんにも登場いただいた。いい店だっただけに残念。
　この春には下の町のうどん店「あやがわ」も閉店した。「レストランみその」も閉店した。こうしてたまに行っていた店が閉まると、ちょっともの悲しい気持ちになる。親友じゃないけど、たまにご飯を食べたりする友人が海外に移住してしまうような、そんな類いの悲しさ。それと、もちろん舌に親しんだ料理が食べられないという寂しさも。


　これは地方に限ったことじゃない。東京でも閉店の寂しさを経験した。いちばん思い出深いのは、中目黒の商店街にあったカレー店「オレンジツリー」。あそこのカレーはぼくの人生で最高の逸品だった。注文してから料理が出て来るまでに1時間半以上もかかるシステムにも驚いたが、あのカレーの味は生涯忘れられない。あの店が突然閉まっていたときには、絶望にも似た悲しさを感じた。もう一軒は中目黒の山手通り沿いにあった定食屋（名前が出てこない……）。テーブルの上にあるマリモを入れた鉢がなんとも不潔そうで、一緒に行くのを嫌がる友人もいたけど、あそこのマグロ定食は安くて実にうまかった。近所の美容院のウラくんとよく一緒に行ったっけ。こうした名店がなくなったことを思うと、いまも少なからず寂しさがよみがえる。


　捨てる神あれば拾う神あり。児島にもついに「ブックオフ」ができた（冒頭の例えが違いますか？）。ここの「ブックオフ」は中目黒にあったそれとはちょっと違う。本やCDのほかに、古着や電家製品、おまけにギターまで置いてある。「ブックオフ」でギターなんてと思うかもしれないけど、なんとそこにマーチンのアコギが売ってたりするのである。4800円のギターの横に、普通に28万円が。この無造作な感じは嫌いじゃない。むしろウェルカムである。
　この日曜日にCDを２枚買った。「フーファイターズ」、950円。もう一枚は、山下達郎のよくわからないアルバム。たまたま店内で山下達郎がかかっていて衝動買いした。これ以上ないほどの衝動買いではあったが、事務所でかけていてもこれが不思議とそりが合う。さすがにヒトミちゃんには不評かと思いきや、「わりといいですね」。というわけで、ここ3日間、アジアンビ―ハイブに来たお客さんたちは、「ブックオフ」のせいで、打ち合わせのBGMとして山下達郎の『高気圧ガール』なぞを聴かされているのであった。

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         <pubDate>Wed, 23 Jun 2010 20:27:18 +0900</pubDate>
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         <title>vol.467　営業デー</title>
         <description>「よし、ちょっと歩こうか」
　本日午前10時。突然の思いつきを口にしたようだけど、実はそうじゃない。東京に滞在しているときから思っていた。こっち（倉敷）は完全に車社会、ほとんどといっていいほど歩かない。東京人の５分の１ほど、今回の滞在で痛感した。ヒトミちゃんに体力をつけてほしいというのもあって、就業中でも、時間があれば歩こうと心に決めていたのである。
「デザイナーもイラストレーターも、最後は体力勝負だ」
　いや、そうともいえないと思ったけど、口にしたものは戻らない。ヒトミちゃんは突然のトップダウンのミッションに、あたふたしながら、それでも出かける用意をしていた。
「競艇場の先まで歩くぞ」
　腕をちゃんと振って、一歩一歩、しっかりと歩く。競艇場の先まで約600メートル。そこから折り返して事務所まで約20分のウォーキング。事務所に帰り着くと、背中がびっしょり汗で濡れていた。慌てて事務所にある2台のクーラーをフル稼働させた。
「あああ、暑い！」
「暑いです！」
「やっぱ、夏の昼ってのは無理があるな、暑ッ！」
「そうですねえ、暑すぎます」
　言いながらヒトミちゃんは長い髪の毛を片手で後ろでまとめ、首の後ろをもう一方の手でパンパンたたいていた。うん、やろうという季節を完全に間違えた。アジアンビ―ハイブの体力強化プロジェクトはこうして一度のウォーキングで終了した。


　汗がひいたところで、コーヒーを飲みながらふと思いついた。
「ちょっと営業でもしてみようかな」
　これまで向こうからやって来る依頼だけでなんとか食いつないできたけど、思えば運がよかっただけのような気がする。実際、この7〜8月は仕事らしい仕事がなく、予想の収入額が予想支出額をかなり下回っている。そんなことは前からわかっていたのだが、営業という選択肢をまったく思いつかなかったのだった。
「アジアンビ―ハイブの営業プロジェクト、リーダーはヒトミちゃんね」
「ええええっ！　営業したことないです！」
「プロジェクト名は『＃03（シャープ・ゼロサン）』でいこう」
「なんで『3』なんですか？」
「んなことはどうだっていいんだよ。まずはリストアップだ。倉敷・岡山の企業で、ダサいホームページを作ってる会社をリストアップしよう。そんなところは会社案内とかも絶対ダサいから、『こんなの作れますよ」って提案するんだよ。ほら、あそこなんか、絶対ダサいのやってるはずだよ」
　そう言いながら、早速、ホームページをチェックする。ぼくとヒトミちゃんが無言でマックのモニターを注視する。現れたトップページ。
「げっ！」
　ものすごく洗練されていた。
「……心当たりがある会社がひとつあるから、ちょっと電話でもしてみようかな」
　そこは3年間ほど連絡を怠っていた倉敷の某メーカー。
「というわけで、またお時間があるときにお邪魔させていただきたいと思いまして」
　電話の相手は専務のHさん。話すのは実に3年ぶり。いや、4年ぶり？
「今日？」
「いや、今日というわけじゃなくって、一カ月先でも二カ月先でも」
「今日なら午後は空いてるんだけどね」
　電話を切った。
「ヒトミちゃん」
「はい」
「今日の2時に営業に行くことになった」
　それから慌てて先方に見せる営業材料を作ることになった。ベティスミス、富士ヨット学生服などなど広告のデータをプリントアウトし、さらにはDMやショップカードなどを紙に貼り付けクリアファイルにファイリングしていく。


　くだんの某メーカーの駐車場。営業材料を携え、車を降り立った。ヒトミちゃんに営業のなんたるかを見せなきゃいけない………不安だ。
「あのさ、オレ、営業って苦手なんだよね」
「そうなんですか？」
「うん、切り上げるのが早いんだ。いつだったか、福山の北川さんに怒られたこともある。『これからってときに、なんで帰ろうとするのよ！』って」
　何年かぶりというのに、その会社はレイアウトもまったく変わっていない。専務のHさんも同じ席に座っていた。
「いやあ、お久しぶりです」
　Hさんを前にして、KJが10号で完結したこと。これから広告制作でやっていくことなどを早口でまくしたてた。
「じゃあ、なにかあればいつでも提案してください」
　H専務、かなりお堅い感じなんだけど、相変わらずいい人だった。
「わかりました。では、積極的に提案させてもらいます」
　そう言ってぼくは席を立った。具体的に仕事につながる話は一切なし。営業時間、約15分（10分だったかも）。「積極的に」と言っておきながら、および腰の、はなはだ消極的な営業であった。
　アジアンビ―ハイブの営業活動はまだ始まったばかり。しかし、ぼくの営業が仕事につながるとは到底思えない。それでも、このプロジェクトは体力強化プロジェクトのウォーキングとはわけが違う。これから地道に努力していこう。もちろん、最初に任命した通り、プロジェクトリーダーはヒトミちゃんだ（丸投げしてるわけじゃないです）。彼女がひとりで営業に出かけるなんて日もそう遠い話じゃない。頑張れ、ヒトミ！</description>
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         <pubDate>Thu, 17 Jun 2010 18:49:55 +0900</pubDate>
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         <title>vol.466　夢の一週間</title>
         <description><![CDATA[　新幹線が東京に近づくと、「帰って来たなあ」という感慨がわいてくる。東京の滞在を終えて新幹線で岡山に向かい、岡山駅に降りると、これまた「帰って来たなあ」としみじみ思う。ぼくにとっては、東京も倉敷も同じようにホームだ。でも、東京はぼくにとってはもうリアルじゃなくなった。今日、車で岡山に行く途中、道ばたに、雨に濡れて青々と茂っている雑草を見た。ぼくにとってはあれがリアルだ。事務所の倉庫のテーブルでヒトミちゃんと挽きたての豆でコーヒーをいれ飲んだ。あれがリアルだ。夕方、夕飯の用意で家に帰ったら、居間でオカンがオトンに鎮痛剤を入れてもらっていた。あれがリアルだ。昨日までの東京での一週間は、まるで夢のように感じる。


<img alt="exhibition.jpg" src="http://www.krashjapan.com/blog/exhibition.jpg" width="800" height="601" />　目黒のCLASKAでの展示は大成功だった。展示には大勢の人がやって来てくれた。東京での友人たち、KJのファンから、KJをこれまで見たこともないという人まで。金曜日のパーティには、200人ぐらいが来てくれたと思う。あまりに人が多くて、数年ぶりに会う人たちともほとんど話ができなかったぐらいだ。


　3月にKJの10号を発行して以降、大きな達成感を感じることもなく、深い感慨もなく、気持ちは妙なぐらいに淡々としていた。でも今回、全10号と掲載した作品をひとつの空間に展示することで、この5年間を俯瞰することができた。そして、いかにKJが多くの人とつながっていたか、またいかに多くの人とのつながりをもたらしてくれたかを実感した。いまあるのは、すべての人たちへの感謝の気持ちだ。（写真撮影／マチェイ・クチャ）



　
　
　　]]></description>
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         <pubDate>Tue, 15 Jun 2010 21:36:37 +0900</pubDate>
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         <title>vol.465　最後の展示</title>
         <description><![CDATA[　今日、これからお昼の新幹線で東京に向かう。10日（木）から13日（日）まで開催の「KJ
完結記念エキシビション」である（詳細は最後に）。


　KJのvol.10を発行して、配布までして、それでもなんだか終わった気がしなかったのは、たぶんこのエキシビションがあるからだ。これが終わったら、ジョーみたいに「燃え尽きちまったぜ」的気分を味わえるのかもしれない。
　大変は大変だ。明日の水曜日は一日搬入。次から次へと写真家やアーティストたちが作品をもってきて、それをぼくが、昨日ナンバで買った電動インパクトドリルでねじを打ち込んで飾っていく。作品数は30点ぐらいか。それぞれには、昨日と一昨日でヒトミちゃんに作ってもらった作品のネームパネルを壁にくっつけていく。東京のカメラマンの有紀ちゃんが手伝ってくれるとはいうものの、展示の作業を考えると憂鬱だ。そんな気分を晴らそうと、明日は有紀ちゃんと、それにマチェイ（ポーランド人のカメラマンです）も誘って弁当を食べる約束をした。会場の目黒クラスカにはおしゃれな屋上があって、そこでランチとしゃれこもうという魂胆だ。


　まあ、そんな話はどうでもよくって、あさってからはいよいよ展示の開催。東京にいる人たち、また近県の人たちには是非足を運んでいただきたい。ぼくは期間中はずっと会場につめている予定。というか、ほかにいてくれる人がいないから、いなきゃいけないみたいです。
　なお、金曜日夜8時からは盛大なパーティも開催！　ビールとかジュース、軽食は全部フリー。最後だから、やけの大盤振る舞いです。もうお金の感覚、麻痺してるよー。みなさん、是非来てやってください。来てくれないと盛大にならないよー。


<strong>Krash japan完結記念エキシビション</strong>
6月10〜13日（日）　11：00〜19：00
クラスカ8F　The 8th Gallery
東京都目黒区中央町1-3-18
JR山手線目黒駅西口より東急バス「清水」下車徒歩1分
（黒01　大岡山小学校行き）


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         <pubDate>Tue, 08 Jun 2010 11:02:35 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>vol.464　ピラミッド</title>
         <description>　わがアジアンビーハイブは透明性を重んじる社風がある。社員のヒトミちゃんには、現在の会社の口座の残高を惜しげもなく見せる。いっぱいあろうと、なかろうと。
「おお、200万円を超えたぞ！　ヒトミちゃん、見なさい！」
「きゃああ、お金持ちですね！」
　これが先月の中旬。しかし、2週間後の現在は100万円と少々。「なんだかなあ」とぼやいていたちょうどそのとき、印刷屋さんのYさんが請求書をもって事務所にやってきた。請求があることを完全に忘れてた。頭のなかでチーン、残高の桁数が一桁マイナスに。お金って、入ってくるのはめちゃくちゃスロウなのに、出て行くのはなんでこんなに速いんだ？　でも、つい一カ月前に、口座に数千円しかなかったことを考えると、残高に数十万円もあれば旅行にでも行ってみるかぐらいの余裕なのだった。


　先日、大阪でデザイン事務所をやってる友人のYクンと児島でご飯を食べた。彼とぼくの会社の規模はほぼ同じ。話の流れで、お互いの貯金の自慢話になった。自慢といっても、どれだけないかで競うという貧乏自慢である。
「オレはヒドいよ、あるのは500円玉貯金だけだから」
　貯金のなさでは自信があった。現在の500円玉貯金の額、約6万円なり。
「いや、ぼくもそうなんですよ。というか、そうだったんです」
　Yクンはそう言って、携帯電話を取り出し、一枚の写真を見せた。そこには500円玉10個の塊で作ったピラミッドがあった。いくらあるのか見当がつかない。
「これね、9年間かかって、80万円以上貯めてたんですよ」
　そういって、なんともいえず悲しそうな表情を浮かべた。
「つい最近、経理を手伝ってもらってる女の子から、『口座の残高がヤバいです！』と言われたんです。でね、その500円玉貯金を全部会社の口座に入れたんです。悔しいから、記念にピラミッドを作って写真を撮ったんですよ」
　彼の苦しみ、悲しみをぼく以上に理解できる人間はいない。それをYクンも知ってるのだ。ぼくはYクンの心の慟哭を我がもののようにリアルに感じていた。しかし、そこは基本他人なので、その80万円だか90万円を銀行に持って行くYクンの姿を想像し、ぷっと笑いがもれた。
「ところでこんだけの500円玉をどうやって銀行に持って行ったの？」
「トートバッグみたいなのに入れて」
　ぷっ、がぐははははの笑いに変わった。
「そう、そうなんだ。やったねえ、Yクン。スゴいよ、スゴい！」
　いや、おかしいんだけど、本当に言葉通り、Yクンをスゴいと思っていた。以前よりも格段と親近感もおぼえた次第。


　そのYクンと、Yクンの事務所で働いているTクンと先週の土曜日、大阪でお昼を食べた。カレーの有名店で、並んだだけあって結構おいしかった。
　帰ろうとして店を出て、Yクンが「あっ！」
「どうしたの？」
「チェーンがはずれてる……」
　Yクンが乗って来た自転車のチェーンがはずれていた。Tクンが素手でチェーンに触れて直そうとした。が、これがなかなか入らない。どうもチェーンがどこかに当たっているようだった。通りのはじっこで四苦八苦するYクンとTクンにぼくは、「打ち合わせがあるから、じゃあここで」。
　彼らを残してその場を去った。ふたりは並んで立ち上がり、チェーンのはずれた自転車を支え、満面の笑顔で見送ってくれた。ぼくはYクンとTクンの視線を背中に感じながら、彼らにはいつかきっと幸せが降りてくる、そう思った。</description>
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         <pubDate>Fri, 04 Jun 2010 20:05:53 +0900</pubDate>
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         <title>vol.463　赤いカバ</title>
         <description><![CDATA[　広島県三原市に面白いアーティストがいる。彼の名前はシマムラヒロシ。美術系の学校を卒業後、バルセロナに渡り、以降13年間バルセロナで活動していたというトッぽいキャリアをもつ。
　そんな彼と児島のギャラリー「くるり」で知り合った。とにかく作品がすごくいい。キャンバスに背景を描き込み、その上に糸のこで切ったキャラクターを貼り重ねる。平面といえば平面なんだけど、不思議な奥行きをもつ。半立体ともいうべき作品だ。
　写真以外だと久々だ。ひと目見て欲しいと思った。これが一点、事務所にあったら、毎日幸せな気持ちで仕事に励めそうな気がする。でも、値段を聞いてあきらめた。いまの悲惨な懐事情でとても買える値段じゃなかった。ところがだ。深夜のアジアンビ―ハイブ、いまぼくの目の前に、その彼の作品がある。


<img alt="P1014101.JPG" src="http://www.krashjapan.com/blog/P1014101.JPG" width="640" height="480" />　本日水曜日、シマムラ氏、２度目の来社。コーヒーを飲みながら、世間話に花を咲かせていたとき、彼が事務所の壁を見て、「この壁、いいですよね」と言った。そこには事務所創設以来、猪熊弦一郎デザインのテキスタイル（1.2×1.2m)がかけてあった。
「この広さはなかなかないですよね」
　そのタイミングをぼくは見逃さなかった。
「ここにあれを飾ったら映えるだろうね」
「あれ」とはつまり、シマムラ氏の作品。
「ああ、いいでしょうね」
「ここ、いろんな人が来るよ、結構目に触れるよ」
「ああ、そうでしょうね」
「飾って、みる？」
　素直に飾りたい、欲しい、と言わないところがニクいの、オレ。
「いいですよ」
　即答だった。
　1時間後、ギャラリーの撤収を終えたシマムラ氏が再度事務所に寄ってくれた。彼の作品をもって。
「どれがいいですか？」
　車には1×1mの作品が3点。バンビ、子ぶた、そしてカバ。
「いや、シマムラさんが選んで下さいよ」
　こうして飾られたのが、この赤いカバである。背景はなぜか工業地帯。メルヘンとシュールが融合する不思議なテイストの作品だ。
　うちの事務所がどんどんギャラリー化してくる。写真は森山大道、池田理寛、安村崇、ペインティングは廣中薫、これらKJの遺産であり財産ともいうべき作品に加えて、新しくシマムラヒロシ。


　ちなみに彼とは8月に開催される岡山・奉還町のアートフェスに一緒に参加する予定。シマムラヒロシの生作品を見たい方、要チェックです。うちに見に来てもらっても、もちろん結構！]]></description>
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         <pubDate>Wed, 26 May 2010 23:19:33 +0900</pubDate>
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         <title>vol.462　前払い</title>
         <description>＜心臓の機能が低下する拡張型心筋症で治療を受けている小比賀姫那ちゃん（１）の両親らが２４日、岡山市内で記者会見し、米国で心臓移植手術を受けるのに必要な１億５０００万円の募金を呼び掛けたーーー主治医によると、現時点で心臓移植以外に治療方法はない。米カリフォルニア州のロマリンダ大学小児病院が受け入れを決定。１億５０００万円が集まれば、渡米してドナーを待つ方針。母美幸さん（２３）は「１％でも可能性あるなら、それに賭けたい。姫那を助けてください」と話した＞


　台所で夕飯を作っていると、上記のニュースが聞こえてきた。しばし手を休め、テレビに見入る。お母さんの美幸さんが画面に映っていた。悲しさにずっと耐えて来たような、そんな類いの疲れた顔をしていた。ちなみにこのご夫婦と姫那ちゃんは倉敷在住だという。


　午後6時半、会社に戻ると、ヒトミちゃんが帰り支度をしていた。
「ヒトミちゃん、ちょっと話がある」
「な、なんですか？」かなり不安げな顔で。
「今度のロゴのコンペ、賞金を寄付しようと思う」
　先週末の山陽新聞朝刊で見つけた岡山県国際交流協会の20周年記念ロゴの一般公募。賞金は5万円。さしあたってヒトミちゃんのデザインの仕事がなかったので、早速、これを我が社の次のプロジェクトにと決めたところだった。
「賞金をもらってから寄付するってことですか？」
「いや、賞金をもらう前に寄付することにした」
「…………？」
「前払いみたいなもんだよ。要は採用されればいいんだ」
　早速、「きなちゃんを救う会（086-428-3330）に電話を入れて振り込み口座を聞き、速攻、気が変わらないうちに5万円をネットバンキングで振り込んだ。
「振り込んだぞ！　ヒトミちゃん、頼んだぞ！」
「ええええっ！」
　我がアジアンビ―ハイブにとっての5万円は、ユニクロにとっての500億円に等しい。まあ、かなりの痛手であることは間違いない。でも、5万円を寄付したからといって、数週間前のように口座残金が1万円を切るような状況ではない。たとえ1万円を切ったとしても、つまるところ、ぼくもヒトミちゃんも死ぬわけじゃない。
「ねえ、なんのために会社なんかやってると思う？」
「…………」
「会社をやるってのは、社会に貢献するためなんだよ」
　我が社の節約番長のヒトミちゃんは不思議そうな顔でぼくを見て、
「今日の赤星さん、変です」
　そう言い残して帰って行った。
　そうかな、変かな？　ついでに言っておくと、もしも賞金をいただけたら（もちろんいただくつもりではいる）、その5万円も寄付しようと密かに思っている。　</description>
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         <pubDate>Mon, 24 May 2010 18:36:37 +0900</pubDate>
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         <title>vol.461　サイコロ</title>
         <description>　二週間ほど前、児島の「オネストコーヒー」にコーヒー豆を買いに行ったときのこと。いつものようにソフトブレンドを500グラム買って、豆をひいてもらった。料金を払おうとして、レジのところにある小さな箱が目にとまった。その箱のなかにサイコロが3つ入っていた。
「実はいま、9周年記念キャンペーンをやってるんです」
　と、店員の若い女性。
「はあ、で、これは？」
「サイコロを3つふっていただいて、出た目の合計が9になれば500円の商品券をさしあげています」
　目の合計が9ーーー（1・2・6）とか（1・4・4）とか、3のゾロ目とかか。
「ふるのは1回だけ？」
「はい、1回だけ」
「うーん、キャンペーンにしてはハードルが高い」
「でも、結構でますよ」
「じゃあ、やります」
　サイコロを3つ手にもち、手のなかで転がして一度ふっと息を吹きかける。ギャンブルに明け暮れていた30歳代、チンチロリンでサイコロをふる際のぼくのいつものクセだった。久々に手にしたサイコロの感触に、無意識のうちに本気モードに入っていた。
「うりゃ！」
　箱のなかでサイコロが転がる。2、3、そして……4。やった、目の合計、9なり。店員もぼくも一瞬、無言で箱のなかを見つめる。
「ああああああっ！」
　唐突に、目の前の店員が叫び声をあげた。「結構、でますよ」と言ったわりに、なんだ、この驚きようは？　


　思い出すのは女ギャンブラー、オザワとのチンチロリン一騎打ち。夜の12時ぐらいにマンションの一室で4人で始めたサイコロ勝負。3時にひとり抜け、5時にひとり抜け、最後はオザワとの一対一の勝負。勝負がついたのは朝の7時。外ではセミが鳴いていた。
「まいった、負けだ」
　ぼくは負けを認めた。当時は徹マンも当たり前だったが、さすがにチンチロリンの徹夜の一騎打ちはキツかった。でも、オザワに負けても気分は悪くなかった。当時はぼくもオザワも同類の狂い方をしていたけど、あいつの方が一枚上と最初から認めていた部分があったのだ。それに、あくまでも友達として、オザワという人間が大好きだった。


　昨日、500円の商品券をもってコーヒー豆を買いに行った。ご主人がレジで対応してくれた。差し出した商品券を見て、「お、500円の券だ！」、少々驚いた様子だった。ぼくとしては、「なめんなよ」という感じで、少々得意な気分だった。
　
　

　
　</description>
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         <pubDate>Sat, 22 May 2010 23:24:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>vol.460　再会</title>
         <description>　同級生の職場かなにかのお友達かと思ったら、実は彼女も同級生だったーーーというのが前々回のコラム。彼女は名前を名乗らず帰って行ったし、同級生のNともそんなに会う機会はないので、彼女の正体はしばらくわからない、はずだった。
　一昨日の火曜日夕刻。いつものようにマルナカに行って、黄色いかごを肘にかけて「さて、今晩はなにを作ったろうかな」と徘徊していたそのときである。目の前に、いた。あの、名前を名乗らず去って行った謎の同級生Xが。
「あああー！」
「あああー！」
　お互い声をあげて顔を見合わせた。あらためてまじまじと顔を見てみたが、「どこかで見たことがある」程度の記憶さえない。とっかかりがなにもない。
「おまえ、いったい誰なんだあ？」なんてぶしつけな質問はしない。ここはひとつ大人の会話で。
「この時間、よく来られるんですか？」
「いえ、きません」
「だったらなおさらすごい奇遇だねえ」
　ちょうどそこにもうひとりの同級生Sが通りかかった。Sとはマルナカでよく会う。
「あら、久しぶり。元気？」
　しばらく話をした後、「じゃあ」と言ってXがその場を去ろうとした。
「やっぱり教えてくれないんだ」
　ぼくが言うと、憎たらしい笑みだけ残してレジに向かった。
　同時に魚売り場に向かっていたSを小走りで追いかけるわたし。
「なあなあ、あいつ、誰なん？」
「あれ、Tさんじゃが」
　T、T、T………T？　TってあのTか？
「そう、Tさん」
　Tならよく知ってる。ぼくのことを「コワくて話しかけられなかった」なんて言っておきながら、よく話してた憶えがあるぞ。1年生のときに同じクラスだし、しかも、同じバレー部だ。
　レジを出たところで、くだんのTをつかまえた。
「顔が全然違うぞ……わからんかった」
　本当に顔が変わってた。もっと太ってた、というかゴツかった。顔もカラダも。いまのTは線が細くて顔もシュッとしている。これじゃわからないよ。
「そう？」
「うん、アゴがちょっとしゃくれてるところはたしかに面影があるけど」
　Tは笑っていた。
「ところでこの間『コワくて話しかけられなかった』って、よくオレと話してたじゃない？」
「うん、でも話すときにいっつも緊張してた」
「なんで？」
「怒りだしたりするんじゃないかと思って」
「ええ、そんな？　オレ、もしかしてイヤな思いさせたことある？」
「うん、ない」
「そう、だよな。おまえもあの頃は結構キツかったぞ」
「え、なんかイヤな思いをさせたことある？」
「いや、ない」
　それから二言三言、言葉を交わして別れた。


　30年だ。30年会わないと、人は変わる。Tは面影がないぐらい変わってたし、Tによるとぼくも相当に変わったてたみたいだ。でも、人の変化は醜いものじゃない。むしろ、変化そのものにそれまでの人生が反映されていて興味深い。今度Tと会ったら、ゆっくり話ができればいいなと思っている。


　あ、全然関係ないけど、twitterを始めました。デニムジャンキーの強力な勧めで。ハンドルネームは将棋クラブと一緒、「akaphoo14」です。やってる人は見てみてください。まだつぶやき方がわかりません。


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         <pubDate>Thu, 20 May 2010 14:28:09 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>vol.459　アジフライ</title>
         <description>　冷蔵庫にご飯の残りを見つけた。茶碗に4、5杯分はありそうだ。
「オトン、明日はチャーハンにするから、夕飯のご飯は炊かんといて」
「よっしゃ、わかった！」
　最近、オトンの「よっしゃ」が全然信用できない。だから念をおすことを忘れない。
「ご飯いらんのんで、頼むよ」
「よっしゃ、わかった！」
　翌日の夕方、いつものようにマルナカで買い物をして家に戻る。買い物の袋をダイニングのテーブルに置き、さて、やるか。シンクの水道をひねってお味噌汁の準備にかかる。と、右手にある炊飯器の小さなランプが点灯しているのが目に入った。
「あああ！　ご飯、炊いとる……」
　その翌日の赤星家の夕飯はチキンライスだった。


　チャーハンの翌日がチキンライスなんて、普通の老夫婦なら「勘弁してください」というところだろうが、うちの親は完全にウエルカム。鳥の唐揚げとかカレーライスとか、子供が喜びそうな肉中心の食事がとにかく大好きなのだ。逆に嫌いなのが魚。とくに脳梗塞を起こして以来、うちのオカンは魚と口にしただけでものすごい顔をする（その顔がまた腹が立つのだ）。
　開いた状態の生のアジを買って、フライにした。マルナカで揚げているのも売ってるんだけど、やっぱり家で揚げたら断然うまい。
「これ、なんでえ？」
　いつものように、ネズミの死体でも見るような顔でオカンが言う。
「これはな、アジの……」
　オトンの言葉をぼくが制した。
「オカン、鶏肉じゃ」
「トリニク？」
「そう、鶏肉」
　オカンが左手にもったフォークで、あらかじめカットしてあった一切れを口に入れた。オカンが魚を自分で口に入れたなんて何年ぶりだ？　しかし、それから2分もしない間に。
「これ、なんでえ」
「ん？　鶏肉」
　また一切れ口に入れた。
　ほどなく同じやりとりの三度目があった。三度目もオカンはアジフライを口に入れた。
　こうして、オカンに魚を自分で食べさせることに成功したわけだが、いまひとつ後味がよろしくない。小骨が歯の間に引っかかったような。でも、これからしばらく同じ手でいこうと思う。オカンには、ぼくが死んだらあの世で謝るつもりだ。「ごめんな、あれ、実はアジフライだったのよ」


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         <pubDate>Mon, 17 May 2010 21:59:53 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>vol.458　同級生</title>
         <description><![CDATA[　ここのところ写真づいてる。今日は写真展の会場で、玉野市の宇野港近くにある倉庫を改装したギャラリー「駅東想庫　ギャラリーMinato」（<a href="http://www.unokotochi.jp/ekihigashi/index.shtml">http://www.unokotochi.jp/ekihigashi/index.shtml</a>）でこの7月に写真展をやらないかというオファーを受けた。写真を見せてもらったらこれが美術館みたいな雰囲気の空間で、スペースもいまやってるD_MALLよりも確実に広い。そんな場所でぼくの写真を展示するなんておこがましいとは思う。プリントをやり直したり、新しく作品を作ったりと、いろいろと手間もお金もかかる。でも、いつものように、「ま、いいか」という感じでお受けした。せっかく言ってくれてるんだし。ちなみに、この玉野での展示が終わったら、8月中旬からは岡山の奉還町のアートフェスに参加することになっている。もちろん、写真で。うーん、仕事はどうする？


　今日のオープニングパーティは盛況だった。20人ぐらいかなと思っていたんだけど、ふたを開けてみたら50人ぐらい来ていた。ライブをやってくれた「小田川フーチー」の関連の人がいたにしても、いろんな人に写真を見てもらってよかった。
　中学と高校で同級生だったNが女友達とふたりで来ていた。会場ではまったく話ができなかったのだが、彼女たちがまさに帰らんと会場を出たときに、やっとNと話をすることができた。歩きながらあたりさわりのない話をし、ふたりを車まで見送った。ぼくが立ってた助手席側にNの女友達が乗り込んだ。とそのとき、一度も言葉を交わさなかった彼女が窓越しにぼくに言った。
「赤星クン、変わったわあ」
　ん？　赤星クンとな？　見たことないからNの仕事場の友達かなんかかと思ってけど、彼女も同級生だった？　マジ？
「あの頃はコワくて話しかけられんかったけどなあ」
「え、それって中学の話？　それとも高校？」
「わたしのこと、憶えとらんじゃろ？」
「全然わかりません」
「そうよねえ。じゃあ、また」
「いやいや、誰だか教えてよ。誰？」
　結局、彼女が誰だったかまったくわからないまま車は去って行った。取り残されたカタチのぼくは、恥ずかしさやら、申し訳なさやら、誰だかまったくわからないという消化不良な気持ちやら、いろんな感情が混交して、ひとり喫煙スペースで眉間にしわを寄せタバコをスパスパ吸った。コワくてオレに話しかけられなかったって、中学だか高校だかのオレはそんなだったのか？　いまは写真家なぞ気取ってますが。それにしてもあのお方、いったいどなたですか？　
]]></description>
         <link>http://www.krashjapan.com/blog/2010/05/vol458.html</link>
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         <pubDate>Fri, 14 May 2010 23:52:54 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>vol.457　写真展</title>
         <description><![CDATA[　今週水曜日から、児島のD_MALLで写真展をやります。今年2度目となるぼくの写真展。ちょっと調子にのってます。みなさん、是非見に来てやってください。あ、それから今週の金曜日は午後7時からオープニングパーティやります。こちらもお時間があれば是非に！　エディター塾の生徒だったエリちゃんがボーカルをつとめる「小田川フーチー」のライブもあります。


<img alt="IMG_0486.JPG" src="http://www.krashjapan.com/blog/IMG_0486.JPG" width="640" height="480" />　というわけで、今日から作品の搬入を始めた。この作品というのがかなりデカイ。横が1メートル、縦はそれ以上ある。この写真が全部で8点。加えて額装したプリントが3点。額はいつも買ってる安いヤツじゃなくって、うちの事務所で森山さんの写真を額装しているのと同じ、1万円以上する額を買いそろえた。お金がないわりに、こういうことにはお金を惜しまないのがぼくという男なのだ。
　ひととおり壁に吊るしてみて、なんとなくカタチになってきた。児島で撮った写真を児島で展示しているんだけど、なんかフランクフルトとかコペンハーゲンのギャラリーみたいに見えてくる。フランクフルトもコペンハーゲンも行ったことないけど。


　水曜日のオープンが楽しみだ。ちなみにしばらく土日はずっとギャラリーに在中する予定。みなさん、遊びにきてやってください。]]></description>
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         <pubDate>Mon, 10 May 2010 18:50:22 +0900</pubDate>
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