新・不定点観測

赤星豊

vol.436 入稿終了

 kJの入稿がついに終わった。最後の入稿、どんな感じだろうとずっと思ってた。もしかしたら、過去9号の思い出が走馬灯のように巡って、じわりと涙が……なんてことを思っていたのだが、実際はあまりにも時間に追われていたので、しかも家の夕飯のことが気になってて、最後のデータをまとめて宅急便の配送センターにもっていく流れでは、これが最後の入稿だということをすっかり忘れていた。
「いやあ、やっぱり感慨深かったですよ」
 ADのリュウくんが言った。そりゃよかった。ぼくは感慨もクソもない。時間内に終えて、ただやれやれだ。


 KJの入稿が終わっても、ひと息つく間もない。その夜から次の入稿準備、前にも書いた児島のジーンズのPR誌の制作に入った。そこらで、このコラムを更新しようかと思っていたのだが、夜遅くまでリュウくんとヒトミちゃんに働いてもらっているので、そのすぐ横でコラムを書くのがすごく悪いことをしているような気がして、なかなか書けなかった。実はいまも彼らの仕事をしている気配や音を背中でビシバシ感じながら書いているから、キーのタッチが早い早い。さっさと書き上げて仕事にうつらないと申し訳ない気がしてならないのだ。


 というわけで、1月11日以来、一日の休みをとることもなく現在にいたる……。