新・不定点観測

赤星豊

vol.396 世界一周の旅

 唐突だが、あさってからアメリカに行くことになった。ロスとニューヨークで撮影。それからロンドンに移動し、さらにドバイと香港でも撮影をこなして11月2日に帰国予定。東周りの世界一周の旅である。これ、KJとはまったく関係がない。東京の広告の仕事だ。5月にミヤちゃんらを連れて香港に行ったとき、「もうしばらく海外に行くこともないだろう」みたいなことを書いたが、年内にこんなに長い出張があるとは夢にも思わなかった。香港にいたっては今年3度目。こういう仕事をしていると、ホントなにが起こるかわからない。


 昨日の金曜日は成田空港で撮影があった。月曜日からの世界一周の旅の関連である。前日、代理店の担当者から「11時に成田空港に来てください」と言われた。成田空港に11時───東京に住んでいた頃でさえ、ちょっと早起きしなきゃと思ってしまうようなスケジュールである。
「了解しました!」
 と、威勢よく返事したのはいいが、当日の朝に児島を出て11時に成田に到着できるのかどうかわからなかった。早速、Yahooの路線検索ネットで調べてみると、これができるのだ。朝7時25分に岡山空港発羽田行きの飛行機に乗って、羽田からリムジンバスで成田空港へ。到着は10時40分ぐらいとあった───朝、何時に起きればいいのだ?
 5時だ。きっかり午前5時に起床し、車で岡山空港に向かった。Yahooのサイトにあった通り交通機関を乗り継ぐと、成田空港にちょうど10時に到着した。案の定、スタッフは誰も来ていない。東京のスタッフの誰よりも、当日の朝児島を出たぼくが先に着いて、彼らの到着を1時間も待った。こんなことって、あるのだ。


 たった3日後にまた成田空港に行って、そこからアメリカへと発つわけだが、ぼくは迷わずその日のうちに岡山に戻った。児島─成田空港のトンボ帰りだ。というのも、この時期、岡山の気候は最高にいい。しかも、ヤンキースとエンジェルスのポストシーズンの試合が土曜日からスタートする。週末、窓を開け放した家でゴロゴロしながら、ソファに寝転んで野球の試合を見る。そんな至福の時間を週末の二日間過ごせるのなら、岡山に帰らない手はないのだ。


 次回のこのコラムの更新は帰国後、11月2日以降になります。2週間以上、お休みさせていただきますが、ネタはたくさん仕入れてきます。だって、ドバイだし。3度目の香港だし。ロンドンではGeとかブリックレーンの住人たちとか、懐かしい面々に会えるかもしれないし。それでは、行ってきます!