最近、『HEROES』のシーズン3を見始めた。そのせいかどうかはわからないが、妙な夢を見た。まあ、変な夢を見るのはいつものことなんだけど。
一晩で二本立てだった。第一幕───舞台は体育館のような場所。音楽がかかって、クラブのような雰囲気になっている。変なのはその場所じゃなくって、踊っている人たちだ。みんながみんな、ホッピングのような器具に乗っかって踊っているのである。正確にはホッピングじゃない。似て否なるもので、もっと支柱の部分が太くて安定度が高い。だからゆったりとしたリズムでも対応できる。外見もお洒落だ。赤や青やいろんな色がある。踊っている人たちのなかに知った顔があった。tweet rockaのスエナガさんとalapaapのカタオカくんだ。当たり前のように、その器具をうまく使いこなして踊っていた。とそのとき、カタオカくんのホッピングが暴走を始めた。映画の『トランスフォーマー』のロボットのように、ガチャン、ガチャンと音を立てて変形し、巨大化していったのだ。ホッピングに乗ったままのカタオカくんは、あれよあれよという間に、体育館の呈上近くまでのぼっていった。そして、振り落とされて落下。床の上でグチャ、音がした。死んだと思った。少なくとも全身骨折。しかし、顔をゆがめて「痛ェ」とか言いながら、カタオカくんは立ち上がった。骨折どころか、どこにもケガがなかった。カタオカくんは、まさに『HEROES』のクレアのように、不死身の肉体をもっていたのだった。
第二幕。一転、舞台は部屋の中だ。シーツのようなものにくるまって女性が寝ている。なんかいい雰囲気だ。ぼくはベッドにダイビングして添え寝の格好になり、ガバっとシーツを剥いだ。と、そこにいたのは森山さん。あの森山大道である。ぼくはビビって後ずさる。と、森山さんは表情ひとつ変えずベッドから出て、すぐ横に置いてあった巨大な機械を背中に背負った。見たこともないやつだった。高さは1メートルぐらいあって、ちゃんと背負えるようにベルトが2本付いている。森山さんはそれを背負ったままぼくのいるベッドに腰掛けた。機械がゴボゴボと音を立て始めた。透明な部分に水が入っているようで、水が沸騰し始めた。そしてさらに信じられない光景が。機械の一番下の部分から陶器のコーヒーカップが出てきて、そこにジョーッと音を立ててコーヒーが注がれた。なんとその機械はコーヒーメーカーだった。森山さんは前を向いたまま、腕を後ろに回し、コーヒーで満たされたカップをぼくに手渡す。その動作がまた、目に見えないぐらい素早い。ぼくはわけがわからずコーヒーカップを手にとると、すかさず二杯目を差し出す。気づくと、ぼくの横で人の行列があった。森山さんは「ハイ! ハイ! ハイ!」と、目にも留まらぬ動きで次から次へとコーヒーを差し出し、行列に並んでいる人がカップを受け取って部屋を出て行く。ぼくはその光景をただ見ているだけ。
『HEROES』のシーズン3の続きがTSUTAYAの店頭に並ぶのは10月9日。あと10日間が長い……。