日曜日、牛窓に行ってきた。ヒトミちゃんと、アフターアワーのイワイちゃんを連れて、牛窓のオリーブ園で開催された野外ライブを見に。
このコラムでも書いたけど、先日、当社の倉庫を無償で修理してくれたエイジさんというお人がこのライブの主催者で、そのお返しにと、若者ふたりを引き連れて牛窓まで出かけたわけである。料金ひとり5000円はもちろんアジアンビーハイブもち。おまけにぼくとヒトミちゃんのアジアンビーハイブ総動員なわけで、ふたりの人件費を加算すると、修理代を払っていた方がずっと安くすんだことになるのだが、こういうのはお金じゃないのだ(だったら計算するなってことなんだけどね)。
当日の牛窓は真夏のようなというか、もろに真夏の気候だった。これじゃオリーブも育つわけだ。でも、ぼくはオリーブじゃない。真夏の太陽をずっと浴びて平気でいられるほど若くないのだ。5分も立っているとクラクラする。日中はほとんどテントの下で、ガラス作家のエダくんがもってきていたアウトドア用の椅子にどかっと腰をおろし、音楽に合わせてカラダを揺らしたりしていた。ああ、歳とったな。
思い出すのは20代の頃に行ったジャパン・スプラッシュ。あれは楽しかった。植木屋の友達10人ぐらいで行って、もうハチャメチャだった。アル中気味の松ちゃんが無茶な度数の自家製の焼酎をもってきたせいで、昼間っからみんな酔っ払っていた。知らない人からラム酒とか妙なモノが何度も回ってきた。松ちゃんが芝生の真ん中にあったツゲの生垣に頭から突っ込んでメガネをなくし、腹を抱えて笑いながらメガネを探したっけ。もうみんなみんなぶっ飛んでた、1986年の夏の読売ランド。
ついでに思い出した。1986年は富士山にものぼった。あのときもアル中気味の松ちゃんがいた。一升瓶をもってのぼってた。9合目まで来た頃には一升を全部飲んで、山小屋でついにダウン。おしっこをちびったまま起きなかったので、その場にほったらかしにして山頂を目指した。愛媛に帰った松ちゃん、今頃どうしてるんだろう?
ヒトミちゃんとイワイちゃんが、芝生の上に直に座り、枯れた芝の根っこの両端をつかんで向かい合い、どっちか切れた方が負けという、小学生がやるような遊びをやっていた(こいつら恋人同士か?)。ステージでは赤穂から来たというバンドがスローな曲をやっている。陽はとうに傾いて、海からの風が心地いい。ぼくはそれでも日中と同じく座ったまま。全然退屈じゃないんだけど、むしろすごく楽しいんだけど、何度も何度もあくびが出た。あくびが出るにまかせて、「アアアアア!」と大声を出してみたらすごく気持ちよかった。来年もこのライブやるらしい。次はちゃんと自分の椅子をもってこよう。