新・不定点観測

赤星豊

vol.367 貯金再開

 昨日、銀行で通帳の更新をしてもらっている待ち時間でのこと。ラックにあった血液型占いみたいな本を手にとってみた。この本、ただの血液型占いじゃなくって、両親の血液型と自分の血液型を照らし合わせて判断するという内容だった。ぼくの場合は、父親がO型で母親がB型、でぼくがO型。これが結構あたってる。才能がたっぷりあって、たっぷりありすぎるがために自信過剰に陥る、なんてくだりは。「ズバリ、あなたに必要なのは謙虚さです」。大きなお世話だ。気になる金銭運はというと、「不思議とお金に困らない」。……微妙だ。お金に困らないというのは、お金があるのか、ないのか? どっちかというと、ない方に針は振れてやしないか? 「お金がなくなっても、いつも誰かが現れて金銭面でサポートしてくれます」。やっぱりないんじゃないか。しかも、自分の力でなんとかできないなんて情けなさすぎる。それにしても、才能はたっぷりあるのに、お金にはならないとは───やっぱり当たってる。


 500円玉貯金をくずして4カ月ぐらいになる。もちろん、また再開しているのだが、500円玉貯金の再開ぐらい悲しいことはない。缶のなかに500円玉を一個落とす。貯まってるときは、硬貨の上に硬貨がのっかる「ジャッ!」という音がする。一方、再開直後はというと、もろに缶の底に当たる「スカン」という間の抜けた音がする。これがなんとも悲しい。先の見えない悲しさというか。
 500円玉貯金を再開して4カ月。いまだにこの「スカン」という音がする。もうずいぶん入れたような気がするのに。日本の景気と同じだ。たぶん、この低迷期はまだしばらく続く。でも、どこかのタイミングで、バブルのようにグンと増える時期がくる。


 ちなみに、今度20万円ぐらい貯まったら、カナダのニューファウンドランド諸島に行こうかと思っている。