画家・廣中薫さんの個展「1000DAYS」が、昨日の日曜日(27日)に倉敷のスプートニク(SPUTNiK)でオープニングを迎えた。廣中さんには創刊号で表紙を描いてもらったほか、vol.4でもポーランド人のマチェイやアメリカ人のニョンくんらとともに下津井を描いてもらった。KJコントリビューターのまさに筆頭株のようなアーティストである。そんな彼女が鎌倉から岡山に移ってきて、この春ちょうど3年を迎える。今回の「1000DAYS」はこの3年という節目を記念しての個展であり、スプートニクとKrashjapanが共同でプロデュースしたものだ。
ぼくが倉敷に帰ってくるようになったのは2004年10月だった。つまり廣中さんから半年遅れること半年でぼくも「1000DAYS」を迎える。思えばこの3年、厳密には2年半だが、実にいろんなことがあった。廣中さんも同じだろう。縁もゆかりもない土地に突然やってきただけになおさらだ。つらいこともきっとたくさんあったに違いない。でも、ぼくも廣中さんもこの3年で、東京で活動していれば絶対に会うことがなかった人たちと出会い、見ることがなかったものを見、経験しえなかったことをたくさん経験してきた。この個展は、そんな彼女の3年間を表現している。
手前味噌だけど、すごくいい。作品はヒロナカ・ワールド全開という感じで、30号の大きな作品は、赤やブルー、ピンク、グリーンなど、明るい色調があふれている。この節目の個展の作品として彼女がこんな作品を出してくれたことを嬉しく思う。写真のように展示もスタイリッシュだ。それこそN.Y.か、ロンドンあたりにあるギャラリーと見まがうばかりである。この展示はスプートニクの香川さんのアイデアによるもの。作品を掛けている壁も彼がデザインし、組み立てからペンキ塗りまで彼がひとりでこなした。先週の金曜日にはペンキ塗りを手伝うつもりでスプートニクに行ったんだけど、ぼくがやるとまわりの商品にペンキが飛びそうなので、結局、ペンキを塗る香川さんのそばでぼくはずっと口を動かしていた。
6月19日(火)まで開催している。場所は倉敷市立美術館のすぐ近く。近くに住んでいる人もそうじゃない人も是非足を運んでほしい(13:00~20:00 水・木定休)。