今日はシンクロニシティのレコーディングだった。いきなり「シンクロニシティ」といわれてもわけがわからない方もいると思うので、ちょっとそこらへんを補足したい。シンクロニシティとは、HPのトップで流れる『スモツイ』を作ったFURUTAとCHICOのテンポラリーなユニットである。『スモツイ』はKJのHPのために『下津井節』をアレンジしたもの。もともとはHPにアップして、「はいそれまでよ」のプロジェクトだった。ところが、ぼくが後先のことを考えずに「CDにしようか」なんて口走ってしまったものだから、カップリングする曲を録音しなきゃいけないは、ジャケットをデザインしなきゃいけないは、はては販路を確保しなきゃいけないはで、なんやかんやと仕事を増やしてしまった。おまけにCDの発売を記念してのライブ・イベント「Krashjapan Night」の準備もある(4月20日の午後9時から倉敷のShubyで。来週から前売りチケットの販売を開始します)。ようやくvol.4の配布も終わって、いま頃は温泉でのんびりしてるか、ソウルにでも行って韓国料理をたらふく食べるツアーに参加しているはずなのに、トホホだよ……。
話は最初に戻ってレコーディングである。午後1時に岡山のスタジオ「S FORCE」に集合のはずが、当のシンクロニシティのふたりがやって来ない。ようやく姿を現したのは30分も過ぎてからだった。そこでなにもなかったように「おはようございまーす」なんて現れていたらドヤしあげてやったところだ(やんわり叱ったという意味です)。でもFURUTAもCHICOもそろって「すいません、すいません!」とさんざん叱られた後の子犬みたいな目でこっちを見るものだから、「なにビビってるんだよ」とそれだけ言うのが精一杯だった。
腰が低いわりに、今回のように大胆に遅れるし、ジャケットのデザインに関してもデザイナーのイケちゃんに言いたいことをズバズバ言うし、いまひとつ彼らがよくわからない。でも、「よくわかる」よりも「よくわからない」ほうが一緒にやっていて面白い。世界を広げてくれるような気がするし、思わぬ結果を与えてくれる。まさに『スモツイ』がそうだった。これをCDにして儲けようなんて思っていない。実は全部売れたとしてトントンだ。だったら面倒なことはしなきゃいいと思うかもしれないが、彼らを世に出してやりたいと思ったし、ぼく自身、彼らともう少し関わってみたいと思ったのだ。
今日のレコーディングで、いままで聴いたことのないユニークな曲を聴くことができた。『INAREMIX(イナリミックス)』というタイトルで、幼い男の子がお母さんの作ったいなり寿司についてダラダラと岡山弁で語る。いったいそんな曲はアリなのか? 彼らにしたらアリなのだ。アリどころか、クールなのだ。ぼくは面白いとは思うが、クールだとは思わない。でも、彼らの才能を認めているからして、彼らの価値観や感覚はそのまま受けいれようと思う。
ちなみに、シンクロニシティのデビューCDの発売以降は、彼らのメジャーデビューへの可能性を模索していきたい。どこまでサポートできるかわからないけど、まあできることはやってみよう。彼らとこうなったのも必然だったかもしれない。「シンクロニシティ」のユニット名からして、そんな感じがするし。