3月18日、土曜日。午後から児島の「片岡書店」に『ポイズン』の納品。ここの片岡さんには本当にお世話になりっぱなしだ。昨年の12月だったと思う。いきなり電話して、「本を出版してみたいんです」と相談をもちかけた。すぐに会ってくれた。ぼくのこれまでの倉敷での活動を話すと、えらく気に入ってもらえたようだった。しかもこれ偶然なんだけど、この片岡さん、ぼくの大学の先輩だった(ちなみに中学・高校も先輩、年齢も一回りほど先輩です)。それからは岡山のトーハンに連れて行ってくれたり、書店の会でPRしてくれたり、書店を紹介してもらったり。もう足を向けて眠れません、ホンマに。
片岡書店の後は、倉敷・阿智商店街の「愛文社」に『ポイズン』の営業。店主の岡さんはこころよく販売を承諾してくれた。早速、KJファンのロクちゃんが作ってくれたポップとともに、郷土コーナーに展示してもらった(写真)。大きくもないし派手でもないけど、このお店、かわいらしくて好きです。店の奥にある古い箪笥階段もアンバランスで面白いし。目黒三九のサイン会を最初にやるとしたら、児島の「片岡書店」か倉敷の「愛文社」だね。結果を予想するとコワくてとてもできないんだけど……。
それからカフェ「tweet rocka」へKJの補充に。ここでちょっと恐ろしいものを発見。4月1日に「shuby」で開催のイベント「おとこのせいざ」のチラシの裏にこんな一文が。<倉敷から発信されるフリーマガジン『Krash japan』の赤星兄貴が、創刊2号目とオリジナルTシャツをひっさげ初参戦!>。「兄貴」かよ、哀川翔みたいなのをやらなきゃいけないんだろうか。一言「オヤジ」で片づけてくれたら気が楽だったのに。兄貴キャラ、慣れてないからどうしていいかわかりません。それにTシャツだ。予定では4月上旬にあがってくることになってる。「初参戦!」って、ひっさげるもんがないがな。クラブのイベントで『ポイズン』を売るわけにもいかんだろうし。いや、それもアリかな、この際。
「tweet rocka」のサチさんとついつい長く話してしまった。午後4時、そろそろ家に帰って晩御飯の用意をしなきゃいけない。我が家の晩飯は、いつ誰が決めたのか、午後5時30分と厳格なまでに決まっている。なのに帰りに「スプートニク」に寄ってしまって30分のロス。こりゃいけん。児島線をぶっ飛ばし、5時ちょうどに児島のスーパー「マルナカ」に。5分で買い物をすませ、5時10分に家に到着。今晩の献立は、こんなに急いでいるのにシチューだったりする。20分じゃさすがに無理だ。「オトンわりィ、15分ぐらい遅れるわ!」と断りを入れて料理にかかる。しいたけを刻んでいて、あわや指を切り落としそうになったが寸止めでぎりぎりセーフ。「さすがは手練れの料理人」と甘くみていたのがまずかった。シチューを味見しようと、おたまですくってズルっと吸った。そのとき、やわらかく透明状になったアツアツのたまねぎがツルンと下の唇にはりついた。一瞬、動きが止まる。これはセーフ? アウト? ……いわずもがなのアウトだった。あわててコップに冷水を注いで唇を浸す。あまりの激痛にパニックになって、浸けておくだけでいいものを、コップの水を飲んだりもした。5時40分、何ごともなかったように炬燵のテーブルに豪華な食事の数々が並べられた。やれやれだ。実は昨日もこんな感じでギリギリだった。毎日、スリリングで楽しいよ、我が家は。倉敷の滞在日数、20日間経過。