ぼくは目覚めた。すごい勢いで目覚めてしまった。頭のなかで声がしたのだ。その声はこう言った。
「やっぱ、これからはエコでしょ」
すいません、ウソつきました。頭のなかで声なんかしませんでした。でも、エコに目覚めたのはホントの本当だ。きっかけは一昨晩に見たTBSの『ニュース23』だった。クリントン政権時代の副大統領ゴアがスタジオにやってきて、地球の温暖化がもたらしている影響について語ったのだった。テレビのニュース番組でエコに目覚めたというのは、いかにも浅はかなようで認めたくないという気持ちもある。でも、そんなぼくの見栄なんかこの際どうでもいいと思えるぐらいの勢いがあるのだよ、いまは。
目覚めたとはいうものの、実は元からぼくはエコ志向が強かった。コンビニでの買い物は袋なしですませるし、マルナカの買い物だって、袋をふたつくれたらひとつはなるべく返すようにしている。ペットボトルもスチロールも牛乳の箱もリサイクルに出している。最悪の燃費の車に乗っているがたまにキズなのだが、買い換えるだけの経済的余裕がなく、心のなかではいつも「すいません」と頭を下げている。
さて、じゃあどうエコに目覚めたのかというと、「KJをエコ活動とリンクさせよう」という発想がふって湧いたのである。
昨日、児島のカレー屋さん「サークル」で、カワベくんと一緒にご飯を食べた際にぼくの壮大なエコプランを初披露してみた。
「これからKJはエコで行くよ」
カワベくんも、カウンターの向こうにいたオオタくんも、一同「いいですね」と目を輝かせた。児島の若者はなにげにみんなエコ志向が強いのかもしれない。
「さしあたって、次回のKJフェスはエコをテーマにしようと思う」
これがぼくのエコプランの第一弾だった。それからというもの、カワベくんとオオタくんは異常に盛り上がって次々にアイデアを出してくれた。
「うん、それいいね、採用! それも面白い、採用!」
「次回はエコでいく」という以上に何も考えていなかったKJフェスが、こうしてあっという間に具体的なものになっていったのだった。
実は児島も地球温暖化の影響をもろに受けている。東京から帰るようになって気づいた。海の潮位が目に見えて上がってるのだ。満潮のときなんか、すぐそこまで水面がきている。これじゃあ台風で浸水するわけだ。児島は3年前に、ぼくがまだ東京にいる頃に、台風と満潮が重なって大きな被害を受けている。ぼくの実家は浸水寸前で助かったが、オトンの車は浸かってイカれてしまった。去年の台風はそれほど被害はなかった。それでもギリという感じだった。ぼくが児島に住んでいる頃は、こんなことは一度もなかった。やっぱり氷は溶けてるよ、絶対。これ以上、温暖化が進むと、確実にいつか我が家がやられる。児島がやられる。KJが救うよ、児島を。ついでに白熊もペンギンも救うよ。ヤツら動物こそ迷惑な話だ。人間の勝手で生存が脅かされているわけだから。
というわけで、次回、5月の連休の前後で開催を予定しているKJフェスは、大々的にエコを打ち出しての開催となります。題して「Krashjapan Festival Eco」。みなさん、是非とも応援のほどよろしくお願いします。