KJを始める前までは、月に7、8本、多いときは10本以上の映画を観ていた。映画の仕事がちょこちょこあったから、試写へ行くのが仕事でもあったわけである。KJ後は、相変わらず試写状は山ほど来るんだけど、ほとんど試写室に足を運ぶことはなくなった。だから、観たい映画はヒマを見つけて映画館で観ることにしている。で、最近つくづく思う。1800円は高い! 高いから躊躇する。躊躇しているうちに公開が終わってしまう。結構あるのだ、そうゆうパターンが。
昨日、高倉健主演、チャン・イーモウ監督の『単騎、千里を走る』を観に行った。今年に入って初の映画。躊躇はしなかった。高倉健&チャン・イーモウというだけで迷いはないんだけど、さらに昨日は映画の日、月に一度1000円で映画が観れる日だったのである。
やっぱり健さんだったね。チャン・イーモウの映画に出ても、「自分、不器用なもんですから」のスタイルを貫いてた。この映画は健さんの長年のファンというチャン・イーモウが健さんのために作った映画だから、当然っていえば当然だ。映画のつくりは味わいがあっていい。『あの子を探して』のスタイルで、役者を一切使わず田舎に住む一般の人たちを登場させている。彼らの演技しない演技を見るのは楽しい。でも、そんな素朴さのなかで、「自分、不器用なもんですから」なわけだから。正直、ちょっと浮いてた。もっと正直言うと浮きまくってた。そういえば、一緒に行ったマキちゃんは、「健さんの耳が気になって気になって」と、これまた奇怪なことを言ってたっけ。
2月2日、木曜日。今朝は東京信用保証協会なる機関から、ふたりの職員がうちにやってきた。資金を融資する信用金庫との間に入り、保証人のような立場になってくれるのである。そのためにも、実際に事業をやってるのかとか、提出していた今後の事業計画に見込みがあるのかとか、そんなもろもろのことを確かめにやってきたのだった。
ふたりとも20歳代と若く見え、「こんなフリーペーパー、他にないですよね?」と好意的に見てくれてた。しかし、ぼくの揃えたあった書類から、融資に不都合な点を発見し(たいしたことじゃないんですよ)、融資の名目を「創業」から「運転」に変えねばならないことが発覚。また明日、信用金庫で書類をもらって、書き込んでから区役所にも行かなきゃいけなくなった。いやあ、お金を借りるってホントつらい! もっと貯金しときゃよかった。500円玉貯金とかじゃなく。
今日の晩御飯はカップ焼きそばとおにぎり。おにぎりは豚の角煮入りだ。小さく一口かじったら、まるごと角煮がツルっとついてきた(前歯のかみ合わせ、非常に悪いのです)。戻すのも気色悪いのでそのまま食べたから、9割は原型を保った具ナシのおにぎりと焼きそばを交互に食べる羽目に。ただでさえ味気ない食事だっていうのに……。気を取り直して、仕事にとりかかったが、何をやってもうまくいかない。きっと、おにぎりのせいだ。うまいものとまではいかなくても、人間、やはりそこそこのものは食べなきゃいけない。カラダがどうのという前に、心がやられる───って、ん? デジャブ? これ、前回もおんなじこと書いとるがな。東京の滞在日数、18日間経過。(写真は今回の内容と一切関係ありません。先日、御札を返しに行った門前仲町の商店街で見つけた洋品店。「VAN」だけじゃなくって、入り口のドアにはなんと「SCENE」のシールも貼ってました)