1月6日、金曜日。朝、いつものようにメールをチェックしていて、パソコンがフリーズした。東京とまったく同じパソコンで、しかもこっちの方が新しいのにしょっちゅうフリーズする。仕方ないからパソコンの電源を落とし、もう一度立ち上げてアウトルックをクリックした。するとですね、いつも一番に出てくる画面、送信者の名前と用件がズラリと並んでる受信メールの画面が真っ白け。いろいろクリックしてみた。ない。ここ半年ほど溜め込んでた受信メールがまったく。一通もない。「あれ、消えちゃってるよ」と最初は余裕をかまして笑みなんか浮かべてたけど、1分もしない間に顔はひきつっていた。「消えとる……ほんまに全部」。
ぼくが悪いんかね、これ? たぶん、悪いんかもしれんね、バックアップもとってなかったし。でもね、おれのスタンダードではね、2万%パソコンが悪いんじゃい! こがなもん送りつけたアメリカの某D社の日本法人が悪いんじゃい! どがんしてくれるんなら、Dよ!
普段はこんなに怒ったりしない。でも、この某D社製のパソコンは購入のときからケチがついてた。まず最初はサイトで注文(これがかなり面倒くさい)。それからローンの申し込みがきた。記入して送り返したら「書き方が違う」とかの文書が来て、また書き直して返送した。これでやっとパソコンも届くはず。でも、これが待てどくらせど来やしない。キレそうな自分をおさえてD社に電話した。
「あのですね、パソコンがまだ来ないんですよね」
4、5分待たされた挙句、こんな返答が返ってきた。
「すいません。こちらの手違いでまだ申し込みが受けつけされてませんでした」
「じゃあすぐに送ってくださいよ」
「それがですね、申し込みされたモデルは売り切れてます」
「じゃあ、どうしたらいいの?」
「もう一回、べつのモデルをサイトで注文してください」
それでもキレなかったオレは大人だと思うね。「明日あらためて、あなたの上司から電話をもらえないかな?」と言って電話を切った。翌日、同じ担当者から電話がかかってきた。そして同じことを繰り返して言った。「上司は?」と聞くと、上司はこういった問題に対応しないとか。これでキレたとしても先生は怒らないだろう(この先生とは小学校の5、6年のときの担任です)。きっと許してくれる───そう、ぼくはほんのちょっとキレた。すると1週間後に注文していたパソコンが届いた。起動するとき、「グワーン!」とものすごい音がするけど(東京の同じパソコンはほとんど無音です)、そんなに気にならないから使い続けていた。その結果がこれってわけだ。
どう対処しようか、まだ考えがまとまってない。D社には幸いなことに、ぼくはそんなことにかかずらってる時間がないのだ。落ち着いてからだ。落ち着いたところで、おだやかな方法で対処しよう。それが大人ってもんだ。先生も「赤星クン、大人になったね」と満足してくれるだろう───ああ、苦し。倉敷の滞在日数、11日間経過。