我が家の雑煮はこんな感じだ。出汁は昆布といりこからとったすまし汁。一昨年まではオカンが餅を作っていたが、今は児島・尾道屋の丸餅を使っている。トッピングはほうれん草とちくわ、そしてこれが一番地域的特徴があると思うんだけど、甘く煮たタイラギ貝の貝柱をのせる。一見、ほたて貝と似ているが、食感はまったく違って、シコシコと噛み応えがある。我が家はみんなこの貝柱が大好きで、ラーメンにのせたチャーシューのように大切に食べる。子供の頃、兄貴が無造作に貝柱をバクバク食べるのを見て、異様に腹がたったのを今も憶えている。ちなみに、ぼくが1回の雑煮で食べるお餅はせいぜいふたつ。でも、うちのオトンは5つも食べる。70歳過ぎてなんちゅう食欲じゃ。お正月の餅の消費ペースが速いのも当然だ。
1月2日、月曜日。オトンとオカンと3人で近所の八幡様に初詣に行った。3人で初詣なんか初めてじゃないかな。久しぶりにおみくじをひいたら末吉だった。「末吉」って響きが中途半端で嬉しくない。なんか貧乏くさいし。だったら潔く「凶」の方が「やったろうじゃないか」とやる気が出る。でも、実際ひいたらどうだろう、やっぱり落ち込むかも。おみくじの内容はほとんどが、焦るとことを仕損じる、みたいなことが書いてあった。なんだ、「マイペースでやれば成功する」ということじゃないか。もっとポジティブに書こうよ、おみくじ業者。
夕飯の後、9時間の時代劇『天下騒乱〜徳川三代の陰謀』を見てみたけど、途中からなのでさっぱり分からず、東京で買って帰ったDVDの『パーフェクト・ワールド』を見た。何度見てるか分からないぐらい見てる映画。でも、何度見ても泣ける。今日も泣きました。いつもよりはずみをつけて泣いてやった。1年の始まりだし。これでいきおいづいた。「今日はDVDナイトだ」と明るく独り言を言って、夜のTSUTAYAに出かけた。借りたのは以上4本。1)『コーヒー&シガレッツ』(ジム・ジャームッシュ監督)2)『50回目のファーストキス』(アダム・サンドラー主演)3)『海を飛ぶ夢』(アレハンドロ・アメナバール監督)4)『舞台より素敵な生活』(ケネス・ブラナー主演)。レジに行くと600円ぐらいだった。安すぎる。「なんで?」と聞くと、今日は月曜日なので半額だとか。だったらというので、さらに5)『ネバダ・スミス』(スティーブ・マックィーン主演)と6)『グライド・イン・ブルー』(70年代のカルト映画)を追加で借りた。見事なまでに一貫性のないラインナップ。誰も付き合って見れないスーパーなマイセレクション。どうだ?
帰りにローソンでタバコを3箱買い、昼間買ってた「ココナッツサブレ」を2階にもって上がって、いよいよ上映会。パソコンを立ち上げ、ディスクを入れようとして、ふとメールをチェックしようと思った。メール作業の後、「蟲文庫」のHPをチェックしてみた(0)。ここの「蟲日記」は、前にも書いたようにぼくのコラムの最大のライバル。田中さん(蟲文庫店主です)がぼくよりまめに更新してると「負けちゃおれん!」と思ってしまう。で、その田中さん、なんと1月1日にも更新していたのである。その日は営業していたとも。恐るべし、蟲。もちろん、DVDナイトはいったんおあずけ。『コーヒー&シガレッツ』ならぬ、『シガレッツ&ココナッツサブレ』で今回書かせていただきました。倉敷の滞在日数、7日間。