先週、ドリュー・バリモアの映画を見て気づいた。ドリュー・バリモアの映画には「キス」と数字を組み合わせたタイトルがやたら多い。先週見たのはファレリー兄弟が監督した『二番目のキス』だった。『ウェディング・シンガー』で共演したアダム・サンドラーと再びコンビを組んだのは『50回目のファーストキス』。それからちょっと印象が薄いけど、『25年目のキス』というのもあった。これじゃあなにがなんだか、何番目なのか何回目なんだかわからなくなる。日本の配給会社の怠慢か、あるいはすでにファンの間に「キス=ドリュー・バアリモア」みたいな刷り込みがあって、わかっていながらこんな陳腐なタイトルをつけているのか───。本当はどっちでもよくって、しいて言いたいことがあるとすると、ドリュー・バリモアが好きだということだ。ついでに告白してしまうと、ぼくは結構なラブコメ好きで、ヒュー・グラントやアダム・サンドラーの映画は全部見ている。日本人の男子では珍しいタイプなんじゃないかな。ちなみに、ぼくのまわりの日本人男子がそっぽを向くような、ケビン・コスナーとトム・クルーズもかなり好きだ。
冒頭からこんなことを書いてると、また「遊んでばかりいる」みたいに思われるので(かなり頻繁に言われます)、わざとらしく仕事の話を挟もう。今日は倉敷で「Krash People」の撮影をした。午前にひとり、午後にひとり。先週の水曜日に3人の取材・撮影をいっぺんに片付けてるから、2日間で「People」の5人全員を終了したことになる。なんと手際のよいこと。遊んでるように見えて、実はちゃっかり仕事してたりするのだ、ぼくは。
あさってからはいよいよポーランドだ。今回、初めて関西国際空港からの出発となる。実はこれが結構頭が痛い。午前10時20分発の飛行機だから、8時半には空港に到着していたい。そこから電車の時刻を逆算すると、なんと、5時18分に児島駅を出る瀬戸大橋線に乗らなきゃいけない。そして6時岡山駅発の新幹線だ。これが実は最大の難関。というのは、この2年間で寝過ごしたことが2度もあるのだ。新幹線の揺れはぼくにとって強烈な誘眠剤の効果があって、東京から岡山に向かう新幹線で福山まで行ってしまったことが1度。もう一度は広島まで行ってしまった。今回は寝過ごしてしまったらシャレにならない。うーん、憂鬱だ。ポーランドなんて、おそろしく遠いし、寒いし。岡山からの海外はこれで最後にしよう。vol.5の撮影は湯布院あたりがよろしいかと……。
さっき、FMくらしきの担当者から電話があった。「番組の進行表をファックスかメールで欲しい」と言われた。進行表ってなんだ?
「ええっと、そうですね、進行表ですね……ないです」
「じゃあ、口頭でいいので、どんな内容でどう進行するのか、教えてもらえますか?」
「ええっと……あ、ごめんなさい。あと10分ぐらいで出なきゃいけないので、明日、そちらに寄ります。寄って、直接お話しします」
というようなことになり、明日はこの忙しいのにFMくらしきに行かなきゃいけなくなった。しかも今晩、具体的な内容を考えなきゃいけない。「全編ぼくのトークです」じゃダメなのかな。ああ、ちょっと憂鬱だ。なんもかんも憂鬱になってきたぞ。家に帰って、ドリュー・バリモアの映画でも見たい……。(写真は昨日撮った倉敷の空、広かったよお!)