昨日は久々に水島工業地帯へ営業に行った。三菱自動車工業で新しい担当者との挨拶を終えて、お次はJFEスチールへ。ここの会社はvol.2で長島有里枝さんに溶鉱炉とか敷地内の施設の写真を撮ってもらって以来の付き合いがある。
広報のTさんとお昼を外で食べる約束をしていたんだけど、急に外に出られない事情ができて、応接室で社員が食べているというお弁当をいただくことになった。
「いいんですか、ぼくが食べても?」
「いいんですよ。何かのためにいつも会社で余分にとっているんです、20食ぐらい」
「余分が20食? いったい全部で何食ぐらい頼んでるんですか?」
「社員がほぼ全員ですから8000食です」
一食500円として、1日のお弁当の売り上げが400万円。月に約1億円ものお金がお弁当で動いている計算になる。いやあ、水島というのはとんでもないね。ちなみにこのJFEのお弁当、味はなかなかのものだった。ついでにちなみをもうひとつ。同社では11月2日と3日に、年に一度のお祭りを予定していて(毎年3万人ぐらい集まるらしい)、ぼくは3日のイベントに是が非でも顔を出すつもり。大月みやこや大木こだま・ひびき、今いくよ・くるよ、などなどゲストが豪華なのだ───といっても実はまったく惹かれていない。じゃあなぜに「是が非でも」なのかというと、この日、内藤國雄、山崎隆之、中井広恵がやって来るのであった! あ、知らないのですか? 彼らはプロ棋士、将棋好きには神様みたいな人たちで、当日は彼らの指導対局もあるという。ありがとう、JFEスチール。今からスケジュールを空けて待ってるよ。
今日は2週間に一度のエディター塾の日。3回目を数えるこの夜は、今までになく白熱した指導が行われ(実はそうでもないです、勝手に生徒さんが進行してます)、定時の10時を30分も過ぎて閉講とあいなった。
帰る間際に、K女史が工具箱をプレゼントしてくれた。彼らが自主的に金庫代わりにしたその工具箱に受講料を入れて、貯まった料金を集計までしてくれるという。なんとできた生徒たちだ。
「じゃあ、ここに貯まったお金で忘年会でもやろう」
調子にのってそんなことを言ったのがいけなかった。福山から来てくれているK女史が言葉を継いで言った。
「ちょっとした旅行にも行けますよね」
そこでさらに調子こいて、ぼく。
「韓国なんかいいかもね。岡山空港から行けるから」
「あ、いいですね、それ!」と生徒一同。
「よっしゃ、来年の梅雨の時期にはみんなで韓国グルメツアーだ!」
というわけで、工具箱に貯まった受講料で、みんなで韓国に行くことになったのであった───って、彼ら受講料を払ってるんじゃなくって、ただ積み立てしてるだけなんじゃないの? しかも、ぼくはもちろん受講料を入れてないわけだから、一緒に行くのであればぼくもそこにお金を入れなきゃいけないんじゃないの? 工具箱にしてやられた、と気づいたのは、彼らが去った後だった……。