ちゃんとしなきゃと思う。いろんなことに、ちゃんとしなくてはと。根っからきちんとしている人はさほど乱れない。でも、根っからぐうたらなぼくは、ちょっと気を抜くとえらいことになってしまう。たとえば、ぼくが住んでるこの東京の部屋。オフィスと住居スペースが一緒になってるというのもあって(ワンルームだからあたりまえなんだな)、あっという間にとっちらかってしまう。肝心なのは、とっちらかる兆しがあるときだ。僕の場合はペットボトルにその兆しを見ることができる。1本1本飲み終わったときに、ちゃんと包装を剥いで、ペットボトル用のトートバッグに入れてるうちは調子がいいときだ。でも、これが飲んだままキッチンのシンクに並んでることがままある。これぞその兆しというやつ。さらに、ペットボトルをそのまま燃えないゴミ入れに突っ込んでしまうような精神状態のときはかなりヤバい。だいたい、そんなときは部屋の中も相当に荒廃している。だからせいぜい溜めるのは2、3本というところで対処しなきゃいけない。これ、「よく生きる」ためのぼくの大切なポイントである。うん、よく分かってるんじゃないか。
10月22日、土曜日。朝起きて、かなりイヤな気分であることに気づく。キッチンのシンクに空のペットボトルが5、6本転がってる。部屋を見渡すと、昨晩着てた服やら雑誌やら書類やらが散乱している。椅子の上にはTシャツが山になっていて、山の下の方はきちんとたたんでるんだけど、上の方はもうぐちゃぐちゃだ。テーブルの上はガラクタでいっぱい。エレクターの棚の縁にはクリーニング屋さんから返ってきた冬モノの服がごっそりかけられていて、棚に何があるのやら皆目分からない。仕事机の上はメモやら書類やら名刺やらセロテープやら鍵やら財布やら小銭入れやらなぜかそこに入ってない小銭やらMOやらスーパーのレシートやらサポーターやら湿布やら、そんな細々したもので埋め尽くされている。黒住光の部屋のように、食べ終わったカップラーメンのカップや箸が散らかってないだけまだ救いがあるんだけど。
というわけで、今日は部屋の片付けと洗濯で一日のほとんどが終わってしまった。でも、今は朝の憂鬱な気分とはうって変わってすがすがしい。キレイになった机の表面に頬ずりしたいぐらいだ(写真参照)。今日からは絶対、ちゃんとしよう。ペットボトルは飲んだ後、すぐに包装を剥いでトートバッグに入れよう。使った筆記用具はすぐにペンたてに戻そう。領収書はちゃんと領収書入れに項目ごとに整理して入れよう。脱いだ服はちゃんとたたむ。雑誌は棚に入れる。たいしたことはないのだ。「よく生きる」のはそんなに難しいことじゃない。東京の滞在日数、いまのところ4日間。